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RAGTIME(ラグタイム)

〒215-0021
神奈川県川崎市
麻生区上麻生3-12-10

営業時間 11:30〜22:00
定休日:月曜・火曜

※ご予約は二日前までにお願いいたします。

TEL.044-954-0915

サウナ

私はサウナが苦手でした。

もともと料理するのは好きですが、真夏に厨房に立つと、毎年選ぶ職業を間違えたかなぁと思うほど暑いのは大の苦手で、休みの日にお金を払って汗をかきに行くことには全くもって意味を見出すことはできませんでした。

しかしある時息子に、「サウナはただ汗をかきに行くところではない。熱・冷を経た後の外気浴で心地よくなり、頭も体もキレキレに冴え渡る!そのためのものだ。」という話を聞き、実際に試したところ、確かに爽快ですし、いいアイデアが閃いたりもしました。

いわゆる「ととのう」というやつです。

代謝も活発になり汗を通じて老廃物・筋肉中の疲労物質(乳酸)を体外に出せますし、睡眠の質が向上するとの報告もあります。

医学的にも100℃近い暑い場所では副交感神経系が優位になり「このままこの場所に居続けると生命の危険がある」という脳からの信号が出て、身体は「戦闘モード」になり、脳は「生命の維持」という大命題のために考えることをやめて生存することにのみ集中するそうです。

人間は通常の生活中は寝ている間でさえも、うなされたり夢を見たりして脳は活発に動き続けているわけですが、この間は考えることをやめているため、必然的に脳は休憩できるのだそうです。

食物等が口から入ると自動的に消化器系は動いてしまい、なかなか休憩できないが、断食のような行動をすると必然的にこれらの臓器が休憩でき、その後の体調が良くなるという現象に似ているようにも思います。

水風呂においても逆の意味で「戦闘モード」が続き、脳の休憩は続きます。

一転外気浴の段階では今度は交感神経が優位となり「現在の環境は安全である」という脳からの信号が出て、脳は十分な休憩を経て活発に動き出し、快適で、その次、またはその上の段階へと思考が強まるのだそうです。

その効果を活用するべく、自宅にサウナを設置するビジネスパーソンも多いそうです。

また殆どのシーンでは一人で目を閉じて誰とも話したりせずに過ごすため、ある種「瞑想」の時間とも言えそうです。

今月もサウナで「ととのい」ながら、新たな発想を思いついたり、今後お客様に喜んでいただけるサービスのあり方について模索を続けていきます。