RAGTIME ラグタイム

INFORMATION

2018.10.01

炊き込みご飯

以前に記述いたしました料亭のお料理は、どれも素晴らしいものでしたが、ひときわ印象深かったのは最後の炊き込み御飯でした。

美味しかったことは言うまでもありませんが、季節感に溢れ、炊きたてを目の前でかきたて、その場で供して下さる演出も素晴らしかったです。またメインの商材の端材が巧みに用いられていたのも心に残りました。経営的にも非常に理にかなっていますし、そのお店の特性や個性が色濃く反映されます。これをラグタイムでも具現化できないかと思い、端肉やすじ肉を利用し、試行錯誤を繰り返して参りました。

そして10月よりコースのお食事は炊き込みご飯をご用意させていただくことにいたしました。

 

牛小間肉やスジ肉を使用し、昆布、醤油をベースに、牛蒡・人参を炊き込んだ和風でシンプルなスタイルでスタートいたしますが、ゆくゆくは季節感のある食材を入れたり、ブイヨンを使って洋風ピラフのようにしたりといろいろなアイディアを盛り込んでいけると楽しみにしております。

ご好評いただいておりましたガーリックライス、カレー、焼きカレー、お茶漬け、自家製パンも、ご予約いただく際にお申し付けいただければ『裏メニュー』としてご用意させていただきたいと思っております。

 

 

2019年版、ラグタイムオリジナルカレンダーが今年も出来上がりました。

500個限定で、ご来店のお客様にもれなく差し上げます。(一世帯一つとさせていただきます。)

なくなり次第終了とさせていただきますので、ご了承下さい。

2018.09.01

無花果

「無花果」と書くいちじく。果実のように見える部分は花軸が肥大化したもので、切った時に粒々に見えるのが花だそうです。

7月の後半から、デザートで無花果をお出ししております。地元神奈川の横浜で、朝採りのものを分けていただいております。
味は勿論ですが、ご夫妻のお人柄に惹かれ、お付き合いさせて頂いております。

 

無花果の原産地はアラビア南部と言われ、歴史は古く、ヨルダン渓谷にある約1万1400年前の遺跡から栽培されていたであろうイチジクの実が発掘されたそうです。日本へは、江戸時代に中国から伝わり、生産量が増えるに伴い、薬用から食用へと代わって行ったそうです。

古代ローマでは「不老不死の果物」と呼ばれていたほど栄養価が高く、水溶性食物繊維であるペクチン、アントシアニン、ミネラル、カリウム、フィシンなどの酵素が含まれているため、消化を促進させ、二日酔い予防に役立つので、夏場の食後のデザートとしてピッタリです。

 

フレッシュな生食に始まり、コンポ-ト、シロップの炭酸割り、グラニテ、そしてこれからの季節は焼き菓子に、とまだまだ大活躍です。

新鮮な美味しさをお愉しみください。

2018.08.01

梅醤番茶

猛烈な暑さが続いております。炎天下も勿論ですが、厨房も厳しい暑さです。もともと寒さよりも暑さが苦手な方なので、毎年夏は苦しみますが、今年は特に辛いです。
ですが、今年はその辛い暑さを乗り切る秘策に出会いました。
梅干しを湯呑に入れて潰し、醤油を加え暑い番茶(ほうじ茶)を注いで作る『梅醤番茶』です。
友人に勧められて読んだ、無農薬、無化学肥料の農業に取り組んでいらっしゃる方の本の中で、著者の方が絶賛推奨されており、単純に美味しそうだと思い飲み始めました。
毎晩アルコールを飲むので、その代謝にも功を奏すのでしょうか。非常に体に気持ち快く、それまで好んで飲んで来た、コーヒーなどの嗜好飲料をほとんど欲さなくなり、毎日、一日中『梅醤番茶』を飲んでいます。暑いと不足する水分と塩分とミネラルを同時に補給でき、重宝しております。

 

そもそも梅干しには、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が含まれており、糖質の代謝を促し活性化させる働きがあるので、筋肉等に乳酸等の老廃物も溜まらず、血行が良くなり、疲れにくくなると言われています。また殺菌・除菌効果に優れており、昔からおにぎりやお弁当に梅干を入れるのは、クエン酸の微生物の繁殖をおさえる効果を狙ったものです。抗酸化作用も期待でき、免疫力も高まるようです。

また梅干しは酢っぱいですがアルカリ性食品で、ほんの少し食べるだけで酸性を中和することが出来る優れものです。お茶碗2杯分のご飯や牛肉100gを食べた時、梅干し一つで酸性を中和することができるそうです。(胡瓜だと約9本必要だそうです)

 

毎年、暑さが厳しくなると、冷たい水やお茶、炭酸水を大量に飲んで暑さを凌いで来ました。メディアでも熱中症対策の水分補給は毎日くどいほど報じられますので、自分でも必要以上に冷たいものを飲んで水分補給に努めて来たようにも思います。加えて大量の汗をかき、衣類はびしょ濡れで、その状態で空調や、客席のエアコンに当たると気化熱で、お腹はぎょっとするぐらい冷えておりました。そのような時に、熱い味噌汁や汁物の麺類などを食べると更に暑くなってしまうのですが、胃には心地よいなぁと、なんとなくは感じていました。

 

熱い〜室温のお茶を飲んで内臓を冷やさないことと(例外的に、これも夏バテには効果のある妻の作る梅ジュースと赤紫蘇ジュース。さらには営業終了後には冷たいアルコールも飲んでおりますが)梅干しのパワーのお陰でしょうか、今年の夏は酷暑にも関わらず、明らかにいつもの夏よりも食欲もあり、元気に過ごせています。
また『梅醤番茶』の味わいは、番茶の『渋み(タンニン)』と梅の『酸味』の融合です。これは最も牛肉と相性が良いと言われている、ブルゴーニュの赤ワインの味の要素とも一致します。暑さ対策にとどまらず、コース料理にうまく活用できる方法がないか、この夏、がぶ飲みしながらゆっくり考えてみたいと思っております。

2018.07.01

老舗

先日、大変尊敬している、老舗の日本料理屋さんにお邪魔して参りました。
少々敷居が高いお店でしたが、かねてより幾つかの著作物を読ませていただいていたので、ご主人が非常に合理的、論理的、科学的な考え方の持主だということは存じ上げており、信頼できる方からのご推薦もあり、期待に胸を膨らませて伺いました。当日は想像をはるかに超えた内容の素晴らしいお料理の数々に圧倒され、本当に驚き、そして感動致しました。
更に驚いたのは、京都に本店があり、メディア等で引っ張りだこのはずのご主人が、全ての客席を回られて、ご挨拶をされ、お料理の説明をしていらっしゃったことです。有名な料理人の方のお店には何度か訪れたことがありますが、ご本人がこうして目の前でご挨拶下さったのは、初めての経験でした。

それからというもの。更にその方の著作物を読み漁り、ウェブ上の記事やレシピなどを読みまくりました。調理法に関することはもちろん、料理や経営。ひいては考え方や生き方に至るまで、「そうだったのか」と新発見をしたり、「そのとおり!」と膝を打って共感したり、「自分にはできていないなぁ。なんとかしなきゃ。」と反省したりの連続で、読書にもかかわらず、大興奮の連続で、非常に大きな影響を受けました。
全く歴史もジャンルも違いますし、料理やサービスの規模もレベルも桁違い。ビジネスモデルもほぼ真逆のお店ではありますが、理念を見習い、実践していきたいと強く思いました。

開業から23年が経ち、「自分達も少しはできるようになってきたかなぁ」などとの思い上がりが、木っ端微塵に打ち砕かれてしまった心持です。このような超一流店には遠く及びませんが、「あのお店ならこのシーンはどのように対応されるのだろうか?」ということを心の底に思い浮かべながら、日々の仕事に励んで参りたいと思います。

2018.06.01

メニュー改定のご案内

国内の熟成肉ブームや健康志向、費用対効果の高い赤身肉志向の増加に加え、国外の古来からの肉食民族による、赤身肉に対する需要の増加などの影響もあり、もも肉の値上がりが続いております。
サーロインやスネ肉は、今の所価格を維持しておりますが、運賃をはじめとする諸物価高騰もあり、価格維持が大変難しい状況です。
私共の、店のスタイルに対する考え方の変化も伴いまして、熟慮の末、6/1よりメニューの改訂をさせていただきました。
何卒ご理解の程、お願い申し上げます。

2018.05.01

4月4週目の店の連休が、丁度桜の見頃との情報を得て、今年100周年を迎えた 弘前のさくらまつりに

出かけてきました。

 

当日は薄曇りの少し肌寒い陽気でしたが、前日迄の温かさで2600本と言われる弘前公園の桜は正に満

開を迎え、平日にもかかわらず、県中の人達が集まってきているのではないかと思われるほどの

賑わいでした。

花の美しさもさることながら、特筆すべきは、目の高さで桜を満喫出来たことです。その時は、木が

大きいために重さで枝が垂れてきているのかと思っていましたが、後になって、それはより早く収穫

出来るように、低い位置にリンゴを実らせる「弘前方式」と呼ばれるリンゴの栽培技術が、縦に伸び

ようとする枝を剪定によって横に広げるように、桜に活かされていることを知りました。(長野のリン

ゴ農家の湯本さんが、剪定は煩悩との葛藤と言われていたのを思い出しました!)

同じコ-スを、夜も再び辿ったのですが、昼間の表情とはガラッと違った妖艶な美しさの中でも最も

印象深かったのは、春陽橋という西堀の橋からお堀を臨んだ時の光景です。真っ黒な空と水面を分け

ているのは、ライトアップされた桜並木と、水面に映し出されているその姿でした。まだ見たことは

ありませんが、これが天国へ続く道なのではないか!と思うほどの絶景に、声も出ず、足がすくみま

した。

 

地元麻生川の桜は、新緑から若葉の美しい季節を迎えています。

1967年から始まった麻生川の治水事業によって、川が直線化された頃に280本の桜が植樹されたそうで

記憶には残っていませんでしたが、1994年の市制70周年を記念して開催されるようになった桜まつりに、

店を開業した95年に出かけた時の写真が、古いアルバムに残っていました!

賑やかな花の時期ばかりでなく、年間を通してこの並木道に季節の移ろいを感じ、心癒される日々です。

農耕民族である日本人が、春の訪れを知る木としての心の拠り所である桜は、昔から人の手によって

植えられ、環境に合わせるために根を継いだり、土を入れ替えたり、人の世話が無いと永らえること

が出来ないそうです。

毎年の一瞬の花の時期にいかに咲かせいかに魅せるか。時が変わり土地が違っても、通年で桜を支え続けているいわゆる 桜守 と呼ばれる人々をはじめとした、日本中の実に多くの人々の桜への想いは、自然の営みへの果てなき挑戦のように思えます。

2018.04.01

テーブルナイフ

先日、大変尊敬している料理人の方の手記を読む機会がありました。

同じ飲食店の経営者として、一行一行に実感がわき、筆の端々に共感を覚え、勉強になるだけでなく、非常に愉しく、有意義な時間でした。中でも特に印象に残ったのが、毎日開店前にお客様の席にナイフフォークをセッティングする際、その都度テーブルナイフを自ら砥ぐという話でした。仕込みをはじめ、色々な調理工程を若い従業員に任せることはあっても、この作業だけは必ず自分で行っていらっしゃるとのことでした。驚きましたが、理由は明快で、仕入れ業者との人間関係から始まり、保存したり、適切な下処理を施したり、何時間もかけて温度管理をし、培ってきた技術を駆使して調理することで完成した一皿を、切れないナイフでズタズタにしてしまってはすべて台無しだからです。板前割烹やカウンターのお寿司屋さんでいただく刺身がとびきり美味しいのは、板前さんが腐心して包丁を砥ぎ、極限まで細胞を潰さず、余計な摩擦による温度変化もなく、高い技術で切った状態だからです。

 

ラグタイムでもステーキは包丁を入れてお出ししているので、見た目のためにも味のためにも、日々腐心して包丁を砥いでおります。しかしローストビーフに関してはこのシェフの読みが正に的中。折しも、その何日か前にローストビーフを召し上がっていただいたお子さんに、『本当に美味しかったけどちょっと切るのが大変だった。』と言われるシーンがありました。その時は、『子どもは歯に絹着せずはっきりものを言うので可愛いなぁ。まだ小さいから大変だったのかな?もう少し細かく切ってあげればよかったかな?でもそうすると迫力に欠けるしなぁ。』などと漠然と思っておりましたが、そのお子さんが言ってくれたことが本質だったんだと、この時はっきりと確信しました。

 

日本製の品質の高い物を探しましたが、なかなか求める物には巡り会えませんでした。欧米や南米のメーカーに対象を広げてみると、デザインもよく、切れ味の鋭い、しかも砥がなくても切れ味を維持する加工の施されたスグレモノと出会うことができました。やはりテーブルにおいて、肉を切って食べる文化が古くからあるからなのでしょう。一般的な日本の食文化にあって、切れ味が求められるのは、テーブルに並ぶ手前まで、ということなのかもしれません。

ローストビーフを更に美味しく、スマートに召し上がっていただけること請け合いです。

2018.03.01

セット

あるトップアスリートの手記の中に、穀類を、かまどにくべる薪に例えている文章がありました。朝や昼、練習前や試合前は、かまどにたくさんの薪をくべて燃焼させる必要があるが、終わった後、火を落としたかまどに薪をくべても燃え残るだけだと。また一日の終わりにはあちこちダメージを受けた身体(筋肉や内臓や皮膚など)を、蛋白質を摂取することでリペアするべきだと。

 

この話には非常に合理性を感じ、その時から、夕飯時に主食(穀類/炭水化物/糖質)をなるべく食べないように心掛けております。(時折食べてしまいますし、朝昼はしっかり食べております。)

ご飯が大好きなので、はじめのうちはちょっと辛かったんですが、職業柄夕飯の時間も遅いですし、アルコールも大好き。また父も祖父も糖尿病だったので我慢して続けてみました。慣れると快適で、体重も減り、お腹周りもスッキリして、何より体調全般が格段に良くなり(特に睡眠の質が向上したように思います。)本当に快適な毎日が送れています。

 

人間を含む霊長類としての歴史は6000万年と言われており、その中で穀類の摂取の歴史は古くても約1万年、広く一般の人が日常的に食べられるようになったのはもっと最近になってからのことです。それまで狩猟で得た獣肉や魚、あるいは草花や木の実を食べて生活していた時期が長いので、人間の身体は進化の過程において、穀類の消化、代謝にまだ慣れていないという話も聞いたことがあります。しかしながら大変美味で、かつ保存がきき、天候不順や狩猟のできない時にも飢えずにすむ優れものですし、即効性の非常に高いエネルギー源であるため、人間の身体の進化よりも速いスピードで普及が進み、今日に至っているものと思われます。

 

そこで今の自分がラグタイムでディナーを食べるとしたら、こんなふうに食べるのもありかと思い、昨年メニュー改定の際に作ったのが、サラダとスープとお肉のみでシンプルに構成する『セット』です。

もちろん人類の叡智ともいうべき穀類を食べることを否定するつもりはありませんし、全て揃っていてバランスのとれたコースがラグタイムとしても一押しではありますが、このようなスタイルがあってもいいのでは?という一つのご提案です。またお肉の増量をしていただいたり、前菜やお食事・デザート・コーヒーなど必要なものを必要な数だけ追加することもできますので、予約時にカスタマイズできるのもセットの利点です。単品単価はコース、セット共に同じに設定しております。初めての店では、ヴォリュームや内容がイメージしづらいのでコースを注文するのが無難かもしれません。しかし二回目以降のご来店の際は、営業日誌にて全ての記録を保存してありますので、一回目の記録を元にご予約時にご相談させていただきながら、よりご要望に沿ったスタイルでお食事を愉しんでいただけるのではないかと考えております。(まだまだAIには負けていられません!)これも先月書かせていただきました完全予約制の利点かと存じますので、お申し付けくだされば幸いです。

2018.02.01

完全予約制

先月で、ラグタイムは23周年を迎えました。
創業当時は思いも寄らずに、9年前から試み始めました「完全予約制」ですが、今でこそお客様にも
だいぶご理解をいただいておりますが、当初は不便に感じられた方も随分いらっしゃったことと

思います。

 

ラグタイムの「完全予約制」のコンセプトは、"お客様を出来る限りお待たせしないことと、お客様毎の

オーダーメイド ” です。
お絞りのタオルを巻いたり、ジャガイモの面取りの様な細かい作業一つにいたしましても、お客様の
お顔を思い浮かべながらの準備や仕込みですから、一層気持ちがこもります。
ご予約の際に、どんな日にご利用いただくのか、苦手なものやアレルギーなどまで事前にお聞きするのも

この一環です。

 

小さな店で、二人で切り盛りいたします中から生まれました、苦肉の策ともいうべきこの「完全予約制」で、より和やかなお食事の時間を過ごしていただくことが出来ますように、日々お客様への思いを馳せながら、仕込みや準備に勤しんでおります。

2018.01.01

新年明けましておめでとうございます。

旧年中はご愛顧をいただきまして、誠にありがとうございました。

 

kadomatsu  お正月 ローストビーフのコース[1/1〜1/5]

                                              ・・・・・・・S / 6,840円・M / 8,640円・L / 10,800円

・季節野菜のサラダ
・スープ
・ローストビーフ
・ライス又はパン
・プチデザート
・コーヒー
kadomatsu  お正月 ローストビーフをメインにしたおまかせののコース[1/1〜1/5]

                                                            ・・・・・・・10,800円

・季節野菜のサラダ
・前菜
・スープ
・ローストビーフ
・お食事
(パン・ライス・ガーリックライス・カレー・焼きカレー・お茶漬けの中からお選び頂けます)
・デザート
・コーヒー

(価格は一名様分、税込)

 

 

1/1〜1/5は、上記コースと 通常メニューのステーキのコースのみの営業とさせていただきます。

また1/7迄、ランチ限定メニューはお休みさせていただきます。

1/9より平常通り営業いたします。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。     2018年 元旦

 

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RAGTIME(ラグタイム)
〒215-0021 神奈川県川崎市麻生区上麻生3-12-10
営業時間 11:30〜14:00 17:00〜22:00
お昼は12:30、夜は19:00までのご入店をお願いいたします。
TEL:044-954-0915 定休日:月曜・第3第4火曜 ※ご予約は前日までにお電話でお願いいたします。