2020.06.01
先ずは5月25日の緊急事態解除を受けまして、20時迄と短縮しておりました営業時間を、本日6月1日より
もと通り22時迄とさせていただきます。
この2ヶ月間、かつて経験したことのない事態に直面し、店の運営について『当たり前』と思っていたことを見直したり、どんな目的を持って、どんな店を運営して、どのように生きていきたいのか等、様々なことを考えました。また、もともと食中毒等、ウィルスや細菌と対峙し、積極的に衛生管理に努める業態ではありましたが、今回のコロナ禍でさらに多くのことを学びました。
それらをふまえ、感染防止の観点や、高品質な料理、サービス、時間、空間を維持し、お客様が安心して
お食事できる環境を確保するためにも、48時間前までの『完全予約制』および『完全貸切制』は継続する
ことにいたしました。
これに伴いまして、5/31(日)をもちましてランチ限定メニューは終了させていただくことにいたしました。そもそもランチ限定メニューは、塊肉からローストビーフ・ステーキ部位を切り出す際に、硬くて使いにくかったり、舌触りが悪かったり、脂が強くて外す部位を工夫して加工したり、グラム調整によって生じる部位を有効活用して、比較的リーズナブルに黒毛和牛の味や風味をご提供するために存在しておりました。現況ではこれらの部位が不足し、お持ち帰りに関しましては、順番待ちをお願いして、揃い次第こちらからご連絡差し上げるといったような状況であります。
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げますとともに、長年のご愛顧にこの場をお借りいたしまして
感謝申し上げます。(既にご予約いただいておりますご注文には、お約束通りのご用意をさせていただきます。)
コースのメニューはいっさい改定いたしません。11:30〜19:30のお好きな時間からのスタートで2時間半までのご利用にてお願いいたします。(3時間半後より別のご予約を受けさせていただきます。)
またご予約が重なりお断りする場合も増えると思われますので、定休日はこれまで通りではございますが、早めにお声をかけていただければ、状況によっては営業させていただきます。お問い合わせください。
お持ち帰りにつきましても現段階では上述の通りの状況ではありますが、お待ちいただける方には引き続きお受けしてまいります。ただしサラダにつきましては時節柄、一旦終了とさせていただきます。
順次ホームページも反映・更新してまいりますが、取り急ぎお知らせいたします。
お客様にご安心してご来店いただけますように、私共は日々の検温、マスクの着用、手洗いや消毒作業を徹底し、体調と環境を整えてまいります。
お客様におかれましては、ご来店の際、下記事項につきましてご協力のほどお願い申し上げます。
・ご入店時の消毒液での消毒、または洗面所での手洗い。
・互い違いの座席の配列
・お会計時のお受け渡しにキャッシュトレーの使用。
『レストラン』の語源はフランス語で『回復させる場所』だそうです。
18世紀ごろのフランスでは、一般的な外食は宿屋等も含め、主がメニューを決めて、作った料理を大テーブルで大皿に盛り、それを見ず知らずの客同士が取り分けながら、人によっては極めてストレスの溜まる、また極めて不衛生な運営で、価格も不明瞭だったようです。
そのような中、パリにおいては急速な都市化によって精神的にも肉体的にも体調を崩す人たちが急増していたそうです。そういった人たちの体調回復のために、コンソメスープ等のような栄養価が高く消化にも良い健康を増進させるような料理を中心に、客が料理を選べる上、衛生的な環境で提供される。さらに客ごとに個別のテーブルが用意されていて、価格も明記されている。当時としては考えられないこのような新しい業態が発生し、これを『レストラン』と呼んで、旧来の外食業態とは区別したそうです。
こうして、種々のストレスをなくして料理を食べることがいかに快適かということを人々が知ることになり,これが流行となって『レストラン』は体調を崩した人の外食の場だけではなく,一般の人々の娯楽、社交の場として広く普及していったようです。
まさに『当たり前』が覆った好例であり、約300年後にあたる現在の飲食店の原型と言えます。
この混沌とした世の中において、大切な方と大切な時に、ホッと安心でき、明日への健康や活力に繋がる
ような料理と時間を、これまで通りご提供してまいりたいと気持ちを新たにしております。
2020.05.07
本日より、お持ち帰りのお料理をドライブスルーでお渡しさせていただきます。
駐車場にご到着後、お電話をいただければお車まで商品をお持ちいたしますので、乗車したままお受け取りいただけます。
ご予約をいただいた際に、金額をお伝えしますので、お釣りのない様にご用意いただければ、またはpaypayのご利用ですと、ほぼ非接触での受け渡しが可能です。
またご要望があれば、銀行への事前のご送金も承ります。口座をお知らせしますので、お申し付け下さい。
徒歩でご来店のお客様も、店外でお渡しご希望の場合は、入り口にて同様にご利用いただけます。
ご用命をお待ちしております。
2020.05.01
草花や木々の若葉が美しい季節になってまいりました。
散り始めたハナミズキの足下でスズランが咲き始め、駐車スペースのツツジとタイムの可愛らしい花が、
満開を迎えております。
緊急事態宣言からもうすぐひと月。
このような大変厳しい社会状況の中、数多くのお持ち帰りのお問い合わせやご注文をいただいております
ことに、改めて感謝いたします。
きっと生涯忘れないと思います。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
お持ち帰りにつきましては、以前からいわゆる『中食マーケット』として着目し参入を考えておりましたが、あくまでプラスアルファ的存在でしたし、常に本業を優先するので遅々として進まないような状況で
おりました。
しかし自宅で過ごす時間が増える中で、お客様から「家で日常食ではないちょっとしたご馳走を食べたい」とお問い合わせをいただいたり、「ふだん頑張っているから今日はご褒美に」とお持ち帰りいただく機会が増えてまいりました。
商売をさせていただきながら「そもそも外食、中食とは何か?」「少し時間が経っても美味しさを担保する方法論は?」「お持ち帰りいただいた後どうやって召し上がっていただくのが最良か?」と、ラグタイムの新たな役割について考え、夫婦で議論と工夫を重ねております。
今のところ、店内でと同じ様に安全に美味しく召し上がっていただくために、ご家庭で再加熱していただける以下のようなラインナップをご提案させていただいております。
・ビーフシチュー ¥2,980
・ハンバーグ ¥1,810
・ロールキャベツ大 ¥1,950
・ロールキャベツ小 ¥1,100
・ハッシュドビーフ(ライス別) ¥2,100
・牛すね肉のカレー(ライス別) ¥1,400
また料理のご注文に合わせて
・サラダ ¥650
・スープ ¥650 も承ります。
その他のご要望にも可能な限り、柔軟に対応させていただきたいと思っておりますので、
どうぞお気軽にお問い合わせください。
※ ご注文は2日前(48時間前)までにお願いしております。
※ お持ち帰りいただきましたお料理は、当日中にお召し上がりください。
今後も、ご家庭でより美味しく召し上がっていただける方法や、お客様に喜んでいただける新商品の開発に、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
➖引き続き営業時間の短縮と、完全予約制・完全貸切でのご利用をお願い申し上げます。➖
2020.04.05
ラグタイムのお料理は、すべてお持ち帰りいただけます。
ご家庭でのお食事に、どうぞご利用ください。
価格は表示金額よりコーヒー代330円を差し引いた金額とさせていただきます。
また、単品等も承りますのでお気軽にご相談ください。
いずれも、軽減税率の適用を受けた金額となります。
本日 4/5(日)より当分の間、店での営業は、時間を短縮して20:00まで(アルコールのご提供は19:00まで)とさせていただきます。
また完全予約制に加え、当面の間、8名様までの完全貸切にさせていただくことといたしました。
ご予約が入っている時間帯には、別のお客様のご予約をお受けしません。
これにより今般の政府、自治体の方針を踏まえた新型コロナウイルス感染症の拡大防止にもなると思われますし、何よりもお客様に安心してご来店いただき、お食事していただくことができると考えます。
他のお客様とのご同席は一切ない事をお約束させていただく一方、
お客様には、お店に滞在されるお時間につきましてお願いがございます。
ランチ限定メニューは 11:30 ~ 13:00 と 13:30 ~ 15:00 の入替2部制にさせていただき、
ローストビーフ・ステーキのコース及びおまかせコースは 11:30 ~ 18:00 のお好きなお時間からのスタートで、ご予約いただいたお時間より 2時間のご利用とさせていただきます。
またご予約及びキャンセルは 2日(48時間)前まででお願いいたします。
順次ホームページの内容も改定して参りますが、
メニューの内容も価格も変更なく、ご予約のお時間の規定変更の、取り急ぎのお知らせでございます。
何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
2020.04.01
家族でゆっくり食卓を囲む時間というものは、普段ですと有りそうでなかなか無いものです。
準備や片付けも含め、食事を共有することは古代から続く家族の原点であり、現代人が忘れかけている、
本当に素晴らしい時間だと思います。
そこで今回は、ご家庭で手軽にできる『フライパンすき焼き』のご提案です。
黒毛和牛のサーロインを使えば美味しいこと請け合いですが、いわゆる『すき焼き用』でなく、輸入牛でも、切り落としでも、幾分脂がのっていれば、濃い味付けですのでそれぞれ楽しめるものだと思います。
下記分量や味付けはご家庭に応じて適宜ご調整ください。
(1)まず、割り下を準備します。
しょうゆ 100cc
砂糖 50g
水 100cc
みりん 125cc
酒 125cc
赤ワイン 100cc
これらすべてを鍋に入れ、一煮立ちさせ、冷ましておきます。
牛肉 1キロ
長ねぎ 5本
えのき 1パック
しいたけ 1パック
しらたき 2パック
焼き豆腐 1丁
春菊 1束
(2)次に、牛肉は室温に戻したものを脂を敷かずに熱したフライパンに入れ、焼いていきます。
この際、肉に火を入れるのが目的ではなく、肉に香ばしさをつけ、余分な脂分を切るためですので、本当に短時間で結構です。いい香りがしたら即、肉を一旦ざるなどに取り出します。
(3)肉だけでなくフライパンにもいい香りがついていますので、そこに斜め切りにした長ねぎを投入し、焼き目をつけながら肉の旨味と香ばしい香りを纏わせてながら焼いていきます。煮るだけでなく、焼くことで信じられなくらい長ねぎは美味しくなります。よりよく香りを出すために、テフロン加工のものよりも鉄製のフライパンをおすすめします。
(4)長ねぎに焼き目がついたら一旦火を止め、長ねぎをはじに寄せ、牛肉を戻し入れ、えのき、しいたけ、一度茹でこぼしたしらたき、水切りをした焼き豆腐を8等分くらいに切ったものを綺麗に並べ入れ、先の割り下を注ぎ入れ、中火で煮ていきます。
(5)全体が割り下の色に染まってきたら、食卓に卓上コンロを用意し、こちらに移動してから、綺麗な青みを出すため、最後に刻んだ春菊を投入し、さらにぐつぐつと煮進め、出来上がりです。
お好みで解き生卵や唐辛子を付けながら召し上がって下さい。
『よく煮えていて、美味しいね!』とか『もう少し味が染みた方がいいね』とか『煮詰まってきたから少し薄めた方がよくない?』などと議論しながら食べ進め、中身が少なくなってきたら、煮汁に茹でた饂飩などを投入して締めるのも楽しいものです。キャンプなど屋外でも愉しんでいただけることと思います。
このコロナ禍を天から与えられた時間と捉え、家族揃っての食事を愉しんだり、「当たり前」と思っていたことを見直す絶好の機会として、自分が出来る事、やるべき事を見極めてまいりたいと思います。
数多くの産物を残して、混沌とした時の流れが一刻も早く収束していきますように。
2020.03.01
マスクがなかなか手に入リ難い状況の昨今、ネットで「ハンカチマスク」の作り方を見つけました。
元気だけれど手に入り難いのであれば、それに代わるものを手作りする、という工夫に敬意を表すると共に、何かとても心温まる思いがいたしました。
時間に追われている日々ではなかなか取り組むことの出来ない料理も、学校が休校となり、お子さん達が家にいる時間が長くなれば、勉強や読書の合間にじっくり時間をかけられる機会ではないかと考え、普段でしたら日の目を見ない脇役にスポットを当て、包丁と火が扱えれば、誰にでも出来る二つのレシピをご紹介いたします。
⚪︎ソテーオニオン
・鍋でニンニク少々と玉ねぎのスライスとバターを中火で炒めます。
・焦げる直前に超弱火にして30分程じっくり炒めます。
・日本酒を振り、更に超弱火でアメ色になる迄30分程炒め、火を止めてから醤油で味を
整えれば出来上がりです。
⚪︎ステ-キ丼のタレ
・みじん切りにした玉ねぎを、牛脂で30分程炒めます。
・玉ねぎと同量ほどの酒を入れ、煮切ってから酒の倍量ほどの醤油を加え、ひと煮立ち
すれば出来上がりです。
ラグタイムで創業当初からお出ししておりますステ-キ丼と言えば、ステ-キが勿論主役ではありますが、シンプルな食材と工程のこの二つは、ステ-キとご飯の全体の調和を司る、絶対的な縁の下の力持ち的存在です。
店では温かいご飯にソテーオニオンを敷いてステーキを載せ、タレをかけてから青葱と海苔を添えて召し上がっていただいておりますが、お好みの食材でもオリジナルの組み合わせをお愉しみいただけます。
尚、タレの玉ねぎを炒める際、ラグタイムでは牛脂を使用していますが、お好みの油でかまいません。
(ソテーオニオンの場合も同様です。)
料理をするひと時が、愉しい時間となりますように。
2020.02.10
「楽しい切り紙・切り絵の世界」初心者編
〜桜のカ-ド作り〜
日時 3月7日(土)
午前10時〜11時
持ち物 カッター(あればペン型35°)
またはハサミ・のり
参加費 大人500円 飲み物付
大学生まで無料
図書館でお仕事をされているお客様に、切り絵の作品と本を紹介していただき、
一緒に桜のカ-ドを作ります。
参加ご希望の方は、お電話にて承ります。
2020.02.01
お陰様で、ラグタイムは1月21日に創業25周年を迎えました。
思い起こせばこの25年間、お客様をはじめ、様々な方や食材との多くの出会いと別れがありました。
ご愛顧、ご指導いただきました方々に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
尊敬する老舗のご主人の著書の中に『先代に教えてもらった通りに作ったら、味が落ちたと言われ、自分が美味しいと思う通りに作ったらさすが老舗の味だと言われた。』というお話があります。エアコンの普及が進み、人々の求める塩分濃度が変化する等、時代の風潮や嗜好は常に推移し、加えて食材そのものや調味料も日進月歩で進化を続け、変わっていきます。質の高い料理を作り続けていく上で、継承すべきはレシピ自体ではなく、それを生み出した理念なのだ、とのお考えは非常に印象深く、心に焼き付いております。
私共のメイン食材である、黒毛和牛のA5自体も刻々と変化しているようです。
1/25付の日経新聞が報じた所によりますと、2019年通年の全和牛の中でA5の占める割合は46%、18年の実績より5%、5年前と比較すると19%も増加しています。私共がA5の和牛を看板に創業した当初は、手元に確認できる記録はありませんが、もっと希少なイメージでした。今や和牛の全流通量の約半分がA5になってしまったということです。
『味』や『おいしさ』というのは、相対評価と考えます。個人的な好みもあり、非常に曖昧なので、絶対評価である格付けには、そもそもそぐわないものです。したがって格付けの評価規準は『見た目』にならざるを得ません。A5の急増は『見た目』基準のA5格付けを作る技術が飛躍的に進歩し(味は置き去りにして)、かつ消費者の嗜好がA5に偏り、生産者側も主観的に味の良い牛肉を生産するよりも、高い単価が担保されるA5を生産し、収入増を目指しているということが背景にあるようです。生産者の立場からすれば、こうした動きは当然のことだと思われます。
こうした現状の中、お客様により美味しい和牛をお出しするために、20年以上のお付き合いのある、信頼できる目利きと技術を持つ仕入れ業者さんに、従来の『黒毛和種』『雌』『A5』に加え、『30ヶ月齢以上』の条件を加え、良質な和牛の供給をお願いしております。また私共でも、保存方法、切り方、焼き方、提供方法等、少しずつではありますが、新しい手法を取り入れながら、試行錯誤を繰り返しております。
時代も食材も調味料も自分達自身も、日々刻々と変化していく中で、情報収集や研究を重ね、自分達の理念と味覚を信じ、変化には柔軟に対応しながら小さなマイナーチェンジを繰り返し、仕事に励んでまいる所存です。
今後ともご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
2020.01.14
「ハワイアン・ミュージックと共に♪」
2020年最初の茶話会は、ランチタイムにお食事をしていただきながら、ハワイアン・ミュージックバンド
「ワイキキ・ドリーマーズ」の演奏をお愉しみいただきます。
日時 2月2日(日) 12時半頃から40分ほど
※今回はお食事のご予約のみ承ります。