RAGTIME ラグタイム

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2022.09.01

脳と身体

少し涼しくなったかと思えば、また暑さがぶり返しました。

こうして少しずつ季節は秋へと移ろっていくようです。気がつけば、店の前の線路の敷地のすすきが穂を出し始めています。

秋です!「食欲の秋」です!

 

「本当に美味しいものは何なのか?」との問いを追求するのが私共の仕事ですが、今のところたどり着いておりますのは、「身体がよろこぶ物」・「身体が美味しいと感じる物」であるとの考えです。

しかし、この場合考えなければならないのは「身体が喜ぶもの」と「脳が喜ぶもの」が必ずしもイコールではないということです。

 

例えば風呂上がりのビールです。(私も大好きですが)火照った体に喉越しのよい冷えたビールは、さぞかし美味しそうなイメージではありますが、これで喜ぶのは脳であって、入浴という行為は思っている以上に身体の水分を奪うので、この場合身体が本当に欲しがっていて喜ぶものは「水」です。

ビールに含まれるアルコールには食欲を増進させる効能があり、ホップには安眠を促進させる効能がありますので、むしろビールが身体に喜ばれるのは、食前や就寝前と考えることができます。

このように様々な「思い込み等を排除」して本当に素直に「身体が美味しいと感じる物」は何かを考えることが重要だと考えています。

例えば「お腹はすいてないけど、これは前に食べて美味しいの知ってる、とても高価なものだし食べよう」や「せっかく大変な思いして作ったんだから、残すのもったいない。お行儀悪いし、後片付けが楽だから食べきっちゃおう」「食欲ないけど、御飯の時間だから」等は明らかに「脳」が求めているものです。

 

一般的な日本の食習慣の中で夕飯によく食されるメニューは、炭水化物に過度に偏っていて、蛋白質が不足していると思われます。これから活動しようという午前中には、エネルギーとしての炭水化物はもちろん必要なので身体が求める栄養素ですが、一日の活動を終えた後の夕食時に必要なのは、筋肉だけでなく皮膚や内蔵、爪、髪の毛に至るまで多くの部位を構成する要素であるところの蛋白質です。一日の終りには「火を落としたかまどに薪をくべる」のではなく、美味しい蛋白質を食べて「リペア」をすることを身体は求めています。

 

人間は非常に脳が発達しているため難しいことですが、「何かを我慢する」ということではなく、「脳ではなく、身体が今求めているものが何なのか」を見極めることが大変重要であると考えております。

 

これらを踏まえた構成のお料理をお出しできるよう、心がけてまいります。

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